今、黒人文化の歴史の足跡が残されているアトランタに来ています。

到着して間もなく、Deep Southと呼ばれるAlabamaとMontgomeryへ小旅行することに。公民権運動の行進され、人権のために多くの人が戦い、命を捧げた場所です。
まずはCivil Rights Memorial Center、人権博物館へ。
公民権運動の歴史を記念するのはもちろん、心突き刺さるような出来事の数々が紹介され、胸がつまるような思いでした。

出口近くには1954年5月~1968年4月4日…キング牧師が暗殺された日までに起きたこと、命を捧げた人の名が記されている大きな石がありました。
ゆっくりと一つ一つに目を留めて、それからSELMAに向かいました。

MontgomeryからAlabamaの行進途中、あのBloody Sunday(1963年3月7日)が起きたEDMUND PETTUS BRIDGEがSELMAにあるのです。
この内容がよくわからない方はぜひ以下の映像を見ていただけると、どういうこと、どういう意味か理解できると思います。

セルマ映画の予告

セルマの橋と公民権運動について、当時の映像。
(当時の映像そのものなのでちょっとぐろいです)

今も行進が続いてる、という気持ちを持ってひとりでWe Shall Overcomeを歌い勝利を宣言しながらこの橋を渡りました。

昨年は50周年記念式典があり、奇跡的なことが連続して起き、オバマ大統領が当時この橋を渡ったliving legendたちと共に手を取り合って式典でこの橋を渡り、熱い抱擁を交わしたその写真が話題になり、全世界に大きなインパクトを与えました。
このような歴史的な場所に身を置くことが出来るとは、本当に特別な時間で彼らのしてきたことをリスペクトすると同時に、残されたたくさんの素晴らしいものに感謝しました。

ゴスペルを知り、愛する人々にこの歴史を知っていて欲しいと心から思います。

MARISA
ブラジル人の父と日本人の母を持つ。スペインで生まれたが、17歳の時に日本に移り住む。ダンサーを目指していたが、交通事故により挫折。
その後、親友から誘いを受けてゴスペルと出会う。
1998年より、ゴスペルクワイア、Tokyo Voices Of Praiseに参加。
その頃からシンガーとしても頭角を表し、2002年にはアメリカで開催された Edwin & Walter Hawkins 主催のカンファレンスで日本人として初めてソロをとる。
2005年に自己のクワイア、SEEDS OF LOVE GOSPEL CHOIRを結成。
近年は、ソロライブを行う他、ワークショップやコンサートの企画も手がけるなど、幅広い活動を展開している。
新宿シャローム教会ゴスペルスタッフとしてつとめている。その他にShalom Gospel Ministry、Gospel Branch 東京 代表。
現在も複数クワイアディレクター、シンガーとして活躍中。

http://marisa-maririn.com

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